アメリカの金利動向から来年の景気動向を推測

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過去の経験則から、アメリカの2年国債の利回りが、10年国債の利回りを上回るような逆ざや状態になると、その後1年ほどで景気後退が起きているとのことです。

これは、景気の過熱感から金融当局が金利を上げるのですが、その効力が発揮される短期金利の上昇が予想を超えて効果を発揮しすぎて、景気の熱を冷ましてしまうからのようです。

一方で長期金利は市場の思惑が交錯しており、金融政策が効果を発揮しにくいという特性があります。これは期間が長くなればなるほどそういえます。

ところで、アメリカでは昨年夏あたりからFRBの金利引き上げにより急激に短期金利が上昇しており、着実に長期金利とのスプレッドが小さくなってきております。

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9月あたりの動きをみると近々、逆転する可能性も考えられましたが、ここ最近の動きを確認してみると、どうやらその動きも一応一服しており、スプレッドはほぼ横ばいを保っているようです。

とりあえず、短期金利の上昇が景気への冷や水とはなっていないように見えます。

これは株価の急落を受け、トランプ大統領がFRBの利上げがその要因であると猛烈に批判したことで一定のけん制が働いているからだと思います。

何しろ中間選挙を控えた時期でもあり、株価の暴落はなんとしても避けたかったというトランプ大統領の意図もあったのでしょう。

今後も短期金利と長期金利の動きを注視しておけば、アメリカ景気の行方がある程度予測できそうな気がしますので、引き続きウォッチしていきたいと思います。

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